領土問題と資源はつきもの
尖閣諸島問題。
中国の漁船衝突事件を発端に台湾まで便乗した領土問題ですね。
一時期の硬直状態は脱したものの、今でも水面下では一触即発になりそうな、ピリピリとした緊張状態が続いています。
そもそも尖閣諸島は南海の孤島でした。
それが周辺海域の資源の”可能性”を示唆されて以来、中国や台湾が我先にと言わんばかりに主張をしだしたのです。
資源と領有権の問題は今に始まった事ではありません。
「金」という資源を巡って領土を奪われた歴史があります。
帝国主義時代に南アフリカで繰り広げられた「ボーア戦争」もそのひとつです。
17世紀、オランダ人がアフリカに入植し土地開発を進めていました。
その後支配するイギリスから逃れ北方に移動、「オレンジ自由国」「トランスヴァール共和国」を建国しました。
しかしトランスヴァール共和国で金脈が発見されるとイギリスは領土権を主張、たちまち戦争へ発展するのです。
結局逃れたはずのオランダ人は「オレンジ自由国」「トランスヴァール共和国」がイギリス支配にされてしまうのです。
オランダ人からしてみれば金の発見で領土を失ってしまったのだからとんだ災難な歴史ですよね。
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