ロマノフ王朝の悲劇
『ロマノフ王朝』
17世紀から20世紀初頭までロシアに君臨した、ロシア史上最後の王朝です。
ロシアの権力と富を握り、その財力は「世界の富の10分の1を保有する」とされています。
ところが1917年ロシア革命によりロマノフ王朝は政府によって滅ぼされてしまいます。
皇帝ニコライ2世と家族は、その栄華とは対照的に無惨な形で終焉を遂げるのです。
一家は幽閉され静かな生活を送っていましたが反旗を恐れたソビエト政府に側近共々銃殺されてしまいます。
その後、ロマノフ家の500tとも金塊や、1680袋のダイヤといった財宝は内戦とともに行方をくらましてしまいました。
どこへ消えたのか?
革命政権の手には多くは渡らず、貴族や側近たちがシベリアに運ばれたと見られています。
また当時シベリアに出兵していた日本軍に財産の一部に渡り、その財宝を満州国の建国に利用したという説もあり、それを口実に領土問題の外交カードに使うロシアの保守派もいる位なのです。
財産とともに消えた、ロマノフ家の悲しい物語です。
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