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金入門㉛ 戦後日本、金流通を巡る攻防戦

密輸横行の時代的背景とは


世界的な価格高騰を受け、ここ数年で日本での金の密輸摘発数が急増しています。

この急増の背景には日本の税制の抜け道が存在するのです。


実は戦後の日本でも金の密輸が横行した時代がありました。

戦後の貧しい時代に金を欲しがる人々がいたのだから驚きです。


当時は金属探知機が発達しておらず、沢山のポケットに金を忍ばせた”運び屋”が国内に持ち込んでいたそうです。

今だったら信じられない話ですね。


では当時の密輸増加の背景には何があったのでしょうか?


第二次世界大戦後、世界的な金の急落が起こりました。


他の記事でもご紹介した通り、金山開発は設備投資をはじめ、莫大な費用がかかります。


多額の予算をかけ採取しても金の価値が低ければ、あっという間に採算が合わなくなってしまうのです。


国内の金脈閉山を恐れた政府は国内保護、そして国内価格の維持のため海外からの金の輸入を禁止したのです。


とは言っても安い金があれば手に入れたい人は多く、国内の需要は生産に追いつかない程、高まっていました。


これに目をつけた産金国や密売業者が日本への金の密売を始めたのです。


時代は違えど金への需要とそれを取り巻く人々の思惑は共通のようですね。




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