金入門㉝ 錬金術に人生を賭けた男の執念


​・別の物質から金を作り出そうとする錬金術は古代エジプト・ギリシャに始まりイスラム、ヨーロッパへ伝わり中世ヨーロッパでは長い間秘伝の技とされていた。

・別の金属から金を作りだす事が否定されると錬金術は一気に廃れていく。

金は人工的に作れるのか?


高貴な輝きを放ち続ける金。

この金を人の手で作れたら、どれだけ私たちに身近なものになるでしょうか。


しかしながら今の化学では金を人工的に作る事は出来ないとされています。


古代からエジプト・ヨーロッパで栄えた錬金術ですが、その後の化学の発展から金が作れない事が証明されると衰退の一途を辿りました。


錬金術、というとアニメやゲームの題材にもある通り、魔術に近いような非科学的なイメージがありますよね。


しかし近代でたった1人、錬金術に取り憑かれ人生を捧げた化学者がいました。


170年前、専門学校の化学助手として働いていたテオドール・ティフローはメキシコの銀山で目にした不思議な変成から金を人工的に作り出そうと試みました。


10gの銀と銅を粉末にし、小瓶に入れて亜硫酸を注ぐ、この単純な作業を繰り返すと・・・

なんと数週間後、瓶に入った金属が黄金色に変色したのです!


この金属は数々の鑑定で紛れもない純金と判定され、その後もテオドールは同じ実験を繰り返すのです。


しかしこの実験が成功したのは一度きり・・・


それ以降成功する事は無く、次第に世間からは笑われ、最後は極貧になってその生涯を終えました。


実はこの成功した黄金が今も残されています。


テオドールの執念と唯一残された金、謎に包まれたミステリアスな史実ですね。





閲覧数:4回0件のコメント

最新記事

すべて表示