普遍的な美しさ
金(ゴールド)は、不変の輝きを持ち、古代からステータスの象徴やお守りとして人々に愛されてきました。最古の金製品は紀元前6000年のシュメール人の装飾品、世界的に有名なのは紀元前1300年の「ツタンカーメンの黄金のマスク」。その他女王クレオパトラの装飾品、中国春秋戦国時代の貨幣や印鑑、日本では金色堂に代表される平泉黄金文化など、煌びやかな歴史のイメージを彷彿させます。
その黄金色の輝きや、不変の性質は、鉱物資源の中でも圧倒的な存在感を示しております。一方その希少性と産出量の少なさから、中世ヨーロッパでは他の金属から金を生み出す研究が盛んに行われました。これがいわゆる「錬金術」と呼ばれるものです。この錬金術の研究が今日の化学の基礎となっています。
また、金はリサイクルの分野でも非常に優秀で何度でも精製されたり加工されても性質は変わりません。また世界の生産量の約4割がリサイクルで回っています。 「金を通じて、古くを新しくする」によって、持続可能なサステナブルな現代社会にも繋がっていきます。
資産価値
金は紀元前から世界共通の通貨、とも言われて取引されています「有事の金」と言われる様に不安定な時代にこそ金の存在感は発揮されました。この20年間で金の価値は7倍以上に上昇し、2023年6月においては史上最高値の9,000円台を記録しました。
金と人類の歴史は切っても切り離せません。
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