金入門㉛ 戦後日本、金流通を巡る攻防戦密輸横行の時代的背景とは 世界的な価格高騰を受け、ここ数年で日本での金の密輸摘発数が急増しています。 この急増の背景には日本の税制の抜け道が存在するのです。 実は戦後の日本でも金の密輸が横行した時代がありました。 戦後の貧しい時代に金を欲しがる人々がいたのだから驚きです。...
金入門㉚ 国を挙げた大プロジェクト「東大寺大仏」人生のうちで年号が変わるのはせいぜい2.3回。 年号が変わる度、時代の節目を重く感じますね。 ところが日本史上、1年に3回も年号が変わった年があるのです! それは聖武天皇の時代、国を挙げての大プロジェクト「東大寺大仏」の鋳造が進められていました。...
金入門㉙ 金と米国ドルが結びついた「ブレトンウッズ体制」とは「金による経済の枠組み」でアメリカは一度は世界の主導権を握るものの、皮肉にもそれによって体制を崩壊させてしまいます。 大戦によってアメリカが世界経済のリーダーに。 アメリカは戦争特需で大量の軍備を輸出した結果、終わってみればイギリスを抜いて世界ダントツの経済大国に成長してい...
金入門㉘ 近代経済の国際標準「金本位性」「金」をめぐる世界のパワーゲーム 今回は金が変えた国際経済の枠組みについてお話します。 『金本位性』 金を通貨価値の基準とする制度です。 これによって国際取引において各国の通貨の価値を裏付ける事が出来ます。 この制度を世界に先駆けて導入したのはイギリス。...