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金入門㉓ 実力を試す『試金石の真価』

「このプロジェクトは我が社の試金石となるぞ!」

なんだか身が引き締まる思いがしますね。


『試金石』という言葉は「実力が試される、真価が問われる」場面で表現されますが、元々は金の品位を調べる石の事を指しています。


では試金石を使ってどのように金を調べるのでしょう?


①金を試金石に擦る

②削り取られた僅かな金に硝酸・灰・王水などかける

③色の反応で判定

・純金:無色

・18-20金:暗緑色

・14-16金:茶褐色

と、なります。


科学技術が発展した現代で、こんな原始的な方法は使わないのでは?と思われるかもしれません。


でも実は試金石は「手軽かつ精度の高い方法」なのです。


江戸時代の鑑定者の判定と現代のテクノロジーの分析結果はパーセンテージレベルで一致し、熟練者であれば細かな含有量まで調べる事が出来るのです。


この精度の高さこそ、試金石の『真価』ですね!




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