金入門㊾ 日本のプラチナ産出の結末
- 株式会社 RAIN
- 2022年7月9日
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資源の枯渇は他の物質が目的だった?
日本でもかつて、プラチナ産出が事業として成り立っていた時代があります。
え!レアメタルが日本でも取れるの?そう思われる方も多いでしょう。
実は今でも、わずかながらに日本でもプラチナが取れるのです。
事業運営されていたのは戦前、しかしながらその後、資源である「砂白金」が枯渇しプラチナ産出は激減してしまいます。
実はこの採取、皮肉にもプラチナが目的であったわけではないのです。
同じく砂白金に含まれるイリドスミンという物質が万年筆に使われたり、戦時中においては触媒、戦闘機の計器類に大量に使われる事になるのです。
この大量採取により砂白金は枯渇、事業運営は終焉を迎える事になったのです。
希少物質が他の物質のせいで姿を消してしまった、悲しいお話でした。

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