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金入門㉜ 黄金郷、エルドラド


ベルカサールが夢見た伝説とは……





「エルドラド」

理想や幻を連想させるミステリアスな言葉ですね。

この言葉は多くの曲や小説の題材にもなっていますが、元々はベルカサールという人物が名付けました。


コロンブスが新大陸を発見して以来、数多くの冒険家がエルドラドを目指しました。

ベルカサールはインカ帝国を滅ぼしたビザロのペルー征服作戦に参加したのち、黄金郷を求めエクアドルへ向かいました。


「全身金箔を身に纏った黄金の王が太陽の下を歩き回る」


ベルカサールは、この伝説こそが「エルドラド=黄金の人」だと確信し、ボコタ(現在のコロンビアの首都)へ向かいました。

しかし時すでに遅し、到着した時には金銀製品やエメラルドは全て略奪され、廃墟と化していたのです。


他にもエルドラドを目指した冒険家が先住民に襲撃され、負傷・殺害されたりと命懸けで追い求めたロマンの地でもあるが、19世紀初頭には探索家の調査によって地図からは消し去られました。


しかし2006年にはボコタのグアタピアータ湖で黄金製品が発見され、かつてペルーでは見事な金製品を生み出した技術が存在していたことが研究で明らかになっています。


謎に満ちたエルドラド伝説は今も私たちの心を魅了して止まないですね。




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